KEIKO KOMA Webサロン

病室にて


今朝は、早く目が覚めました。病室が幸い窓側のベッドだったので、建物の間から小さな空が見えます。突然、小鳥が舞い降り向かい側の屋根に止まりました。ほんのわずかな時間、見つめ合うとやがて飛び立ちました。と同時に「大丈夫」と言葉が心に残りました。メッセージを伝えに来てくれたのだと、昨日に引き続き嬉しくなりました。

手術は、無事に終わりました。昨日までは右手が不自由になる前に、やらなくてはならないことが山盛りあるのに、なぜ早くからやらないのかと悔やんでいました。まるで右手が当たり前に動く道具のようだと、自分の身勝手さに愕然とします。同じことを繰り返す申し訳なさと、また頑張ってくれる左手に感謝しながら、病室で工夫して動いています。夕食時に看護師さんから、「ご飯を全部食べたら、点滴が一つ減るから頑張って」と言われました。見たら丼飯です。昨夜もあまり食べられなかったのにと思いながら、先生のライブ配信が始まりました。先生の光の音と高速リズムの中で食べる夕食は、左手のぎこちないフォークでありながら、あまり美味しくない夕食でありながら美味しくて、気づけば完食していました。看護師さんも大喜びで、点滴が一つ減りました。先生のコンサートは、魔法です。「愛のちから」を、そのまま頂きました。早く元気になって、週末は京都に向かわなきゃです。明日、退院します。ありがとうございます。

KEIKO KOMA Webサロン
多賀城心模様作品展にて
KEIKO KOMA Webサロン
東京高麗屋にて
KEIKO KOMA Webサロン
珈琲即興詩1 グジ・ハンベラ