男と女

紅葉がはじまっていた盛岡の地にて「ジェンダーをめぐって」の講座に参加させていただきましてありがとうございます。人類は長い長い時を経て、その時々を環境の中で生き、次の世代へと命を繋ぎ、生き延びてきたこと。他の種は絶滅しても唯一生き残ったホモ・サピエンスであることが自分の内で自覚されていく時でした。時代によって制度は変わり、社会的役割りの中で男と女の関係も変わっていき、自分の親と自分の世代だけでも大きく変わっています。たった一世代で体つきも変わります。常に進んでいく生命体のあり方が遥か遠くの昔から今の時、そして未来へと自分の中で繋がっていきました。
一回目の休憩時、鏡に映る自分の顔は貧血のようで驚きました。生命の内がみるみるエネルギー満ちてきたのは二時限目のかつての津軽、東北の男女のあり方についてお聞きした時でした。津軽の男は女の前で無様な格好は見せず強かったとお聞きし体中エネルギーに満ちます。男は女に命賭けるようなかっこいい男に、女は男に命賭けてもらえるような美しい女になっていくことに先を見出します。アレキサンダーは女によって弱くなったと聞いたのは先日の存在論に続いて二度目でしたが、あれほどの人物であっても関係の中でエネルギーなくなっていったことに今日は驚きがありました。根深い男女のことです。哲学にはならなかったと聞く根幹の男女のことを先生の講座でお聞きする機会があり幸せです。
いだきの講座やコンサートで内側から綺麗に豊かになり、今日は内側をあらわす外側の体を作っていくことも具体的に家で出来るトレーニングの仕方をお聞きしました。筋肉を感じながら自分の感覚を頼りにやればいいというなので、これだったら続けられそうと感じ、まずは三週間、習慣になるまで取り組んでみます。
多くを学び、多くを感じた盛岡東北センターの一日でした。尊い一日をありがとうございます。