生命で体感できるコンサート
一昨日、母の面会に行ってきました。今月から面会時間が2時間迄延長、且つお部屋でゆっくり話せるようになりました。でも、かなしい現実も見ました。今まで目にしなかったリビングルームに、項垂れたまま車椅子でポツンと一人おばあちゃんがいました。母曰く、スタッフの方にいつも顔を上げるように注意されているそうです。母の部屋に居ても誰かの奇声が聞こえ、スタッフの方の声も混じります。ここには他に話す人がいないと云っていた母の気持ちが、痛いほどわかる30分間でした。毎日ここで暮らす母は、何を思っているのでしょう。早く家に帰りたいと言い続ける母に、もう帰れないとは言えず胸が痛みます。
やっと東北の応用コースをお聞きすることができました。盛岡、仙台のコンサートの配信もほんの少しお聞きしましたが、メッセージのまままるで違う別世界に飛翔し歓声を上げてしまいました。母が元気でいることが何より一番だと気がつきます。お聞きしただけで、まるで自分の状態が変わりました。昨日はシュークリームを差し入れし、来月はこの間の胡麻煎餅が気に入ったようなので約束しました。私には母にできることがある。それが何より幸せです。東京応用コースと盛岡応用コースで学んだことを、そのまま生命で体感できるコンサートを立て続けにありがとうございます。