KEIKO KOMA Webサロン

現実


狛江での応用コースをありがとうございました。

現在の社会がなぜ「幻想」なのかがわかりました。内側のことを「本当のこと」すなわち「真」とすれば、外側の世界のことは、全て「偽」、すなわち「幻想」になるためです。手掛かりは、「いつも何か別の世界がある」とのおことばにありました。

幼少期から自分にも別世界があります。自分の中にはおぼろげながらにも理想郷のようなものがあり続けています。ことばにすると、人間の暮らしの中に、もっと自然が身近にあっていいのに、となります。幼少期に都心の高速道路やビル群などのコンクリート構造物の塊を目にして、巨大な怪物のように感じたの覚えています。そして、物心つく頃から、このような街のあり方に対して、一体だれが決めたのか、これが本当に人間の総意としてやりたいことなのか、人間は、社会という集団になると自分たちの意思とかけ離れていくのではないか、本当は全く違う世界があるのではないか、樹々や緑に囲まれた豊かな本来の暮らしの姿があるのではないか、などと意識するようになりました。けれども、とくに社会で働きだしてからは、社会の制約を前に己の無力さを感じ、理想郷はどんどん縮小し、ついにはあきらめと化しました。しまいには資本主義に包摂された身体は蝕まれ、どうにも立ち行かなくなった状態でいだきと出会い、2日目を経験させて頂いた経緯があります。

当時の状態を思い返すと、受講後は、ときに幻想のなかで嵌まってしまうことはあっても、講座やコンサートで制約から解放していただき、限界を何度も突破してきています。何よりも、自分で自分の人生を生きているという実感があり、あきらめとは無縁であることがわかります。今回の講座では、子供の時からの人間・社会に対する懐疑の答えが、デカルトにあることに気づきました。それでも、量子力学のように本当のことが科学でもわかる時に来ているというお話しから、世の中に可能性を感じます。そして、量子力学と哲学では整理できない日本に未来を感じました。

最近、「自分にとっての『現実』とは何だろうか」とたまたま問う機会がありました。今回、ちょうどその答えを頂くことができました。

ありがとうございます。

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三鷹市公会堂 光のホールにて-2
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