片をつける
一昨日の雪が、嬉しい贈りものを届けて下さりました。いつもであれば、会社の終業後にコンサートに向かうので第二部からの参加となるところが、雪の為に早く上がるよう会社全体に指示が出たからです。お陰で余裕をもって東府中の会場に到着、最初からコンサートに参加できましたことに感謝しかありません。第一部「邂逅とフィールド」メッセージの内容とは、まるで異なる自分の状態を認めざるをえません。部屋の床に転がっている夥しい数々のものたち。まるで何かの残骸を見ているかのようです。唖然としながら、何度もその残骸の中に堕ちそうになりながら、先生の世界に身を置いていました。かろうじて最後の方で、顔を上げて繋ぎ止められたと実感した第一部です。休憩時間に、桐箱を受け取らせて頂きました。そこに居合わせた友達にその桐箱の先生の書を見せた時、さぁっと風が吹くかの如く体感が変わりました。二日の日の京都での自分が蘇るようでした。まだ年が明けて何日も経っていないというのに、密度の濃い数日間であると分かると同時に、周りにのまれてはならないのだと気づきました。第二部「遍く広がる愛」監視、管理、苛つきと続く言葉に、先ほど感じた周りにのまれると感じたことが重なります。先生の音で、今の自分の状態が更に浮き彫りになります。重たいしんどさが、体中に張り付いているかのようでした。その張り付いているものに、先生の音が冷たくがちがちになった氷塊を溶かすように響き渡ります。全身に染み入る音に包まれ、やっと体に血が巡り、気づいたときは顔を上げて元気になっていました。ありがとうございます。コンサートで見えた、残骸を考えました。自分の部屋を見回しても、要らない物に囲まれて溢れかえっています。自分の状態と同じと見えました。今まで何とかしなきゃと思いながらも、まぁいいかと先延ばしでいたことは、明らかに堕ちるのだと経験しました。片をつける、片づけを始めます。