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熱誠


迎賓館コンサート、ビデオ講演会をありがとうございます。ひんやりと冷たい小雨の中迎賓館に到着し、先生がいれて下さったお清めコーヒーをいただきます。まろやかな白いコーヒーに幸せを感じます。ピアノの足はいだきレッグという特別な足とお聞きしていたので、今日は良く見せていただきました。なんとも美しく気品漂う曲線と金色が上品です。シマフクロウさんは自ら滅んで行っているとお聞きしたことを思い出しながらお席に着きました。ピアノの音は、すごいというだけでなく、爆発したような衝撃が体に残る演奏でした。後半の始まりに先生が「日本が終わってしまう、奇跡を起こすのに手を貸さないか?」とおっしゃり、是非お役に立ちたいです。昨年までは、先生、高麗さんが日本、人類の存亡がかかっているとおっしゃり、言葉は理解できてもピンときていなかったのですが、今年は毎日のように新しい人にお会いし、コーヒーといだきの活動をお伝えする中で、その方のお話をお聞きすると、全ての人が抜け出し口がなく、この延長線上にはダメになっていくよりなく、どんどん自分のことや家族のことで精一杯になっていくことは自明のことです。先日お会いした若い女性はやりたいことがあっても、お父さんが定年退職後、お金がなくなる不安、やることがない不安で精神を病んでいては、彼女はお父さんが心配で夢も希望も忘れてしまいます。お一人お一人事情は違いますが、日本のことや世界のことを考えられない状態の方が多いのです。昨年までの自分はなんと呑気で自分勝手であったのかと感じます。わかってもらえないことが嫌でなかなかコンサートのご案内ができませんでした。反省も悔やむことも無駄なので、そんな暇があればいかに自分から多くの方に伝えられるかに集中します。お一人でも多くの方に伝えられるように考え、受講生である自分は講座を受けたことを証明できるように生きなければ、死ぬ時に悔やまれるでは済まないと高麗さんのビデオ講演会でおっしゃることが身にしみます。「死に臨んで生きる」とお聞きしてから、自分も目の前の人もいつか必ず死を迎え、次に会うこともわからず、今がいつも勝負です。この人に今私が伝えられなければ、この人は今までと同じに生きるより選択肢はないと考えると話せることは全部伝えたいです。人にお会いすればこの先は滅んでしまうことがよくわかりますが、私はただ先生と高麗さんのお話を聞いていてはわからなかったでしょう。一人一人がこれほど弱くなっていけば、社会が滅んでいくことは自明です。自分の奥の奥にある才を生かして天才として生きるには、人と出会って表現していくことが必要だと感じます。動かず表現しなければわからず、自分のことで精一杯である状態では、俗世と同じです。「熱誠」のお話をお聞きした時、そのように生きてみたいと感じます。私は、まずは現実を知ることだと感じます。ALSの方の介護の仕事を始めた時も、初めは自分のことで精一杯でしたが、他の方々の大変さがわかった時には、動きが変わってきました。知らなければ、自分にとっては無いのと同じで、動くこともできません。会えば、知れば、自ずとやることは見えてきます。もっと多くの人に会い、もっと効率よく伝えていけることを考えながら動いていきます。ありがとうございます。

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今日のレバノンから
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満開
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狛江エコルマホールにて