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澄んだ音


今日は、昨日より入院中の父は反応が良いです。ありがとうございます。顔を拭いたり、手足をさすったり、耳の中を綺麗にしたり、いろいろと働きかけたり話しかけてみたりすると、右側は良く動いています。グループホームにいる時は、認知症でも顔を拭いたりされるのは嫌いでなかなかできませんでしたが、今は綺麗に拭いてあげられます。耳の中も綺麗になったので、良く聞こえるようになったはずです。ミニサウンドスピーカーを耳元で聞いています。やはり今日も澄み切った音で空間を変えてくれます。とても小さな音で鳴らしていますが、そのクリアな音は命を繋ぐと感じます。目は開かず、意識は戻りませんが、呼吸はしっかりしています。耳掃除は大嫌いらしく、唸り声を上げたりして嫌なことを知らせてくれます。脳梗塞のことはほとんど何も知らなかったのですが、父のような状態の人が意識が戻るかどうかは、医療的には「わからない」とのことです。体の反応はとても父らしく、嫌なことをされた時に露骨に反応します。体が反応するのだから、この調子で意識が戻ればと願います。病室にはたくさん、脳梗塞や脳の病気で治療を受けている方々がおられますが、お一人ずつ全く症状は違います。前に、病気になると体の状態は皆さん何も同じことはなくて、一人一人は本当に個性的と講座で先生がお話しされました。人は全て違うのに人と同じように生きようとする。命の負担となるのは当然です。父も人と同じに生きるべき社会で、上手く生きられなかったことはわかります。父との会話で、いつも思い出すのは認知症になってから、自分は良いお父さんだったか?自分の人生はこれでよかったのか?と話していました。わたしにとって良いお父さんだったかどうかは答えられても、父の人生がこれで良かったかどうかは、答えられません。もう一度、話ができる日が来れば良いです。ありがとうございます。

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