潮目が変わる!
不思議なことがあった。朝、机辺の片づけをやって、仕事場に来て、さあ、本を読もうと思うも、なかなか気力が出ず、頭がくらくらして、気分もすっきりしない。風邪かな、コロナかな、と思うも、熱もないし、咳も出ない、血圧もいつもの通り少し高めのままだ。仕方ないから、大阪にでも行き、サウナででも休息するかと思って、とりあえず、昼食(タケノコの釜めし)をとってくる。そして、どうしてもやっておかないといけない、「オンライン国語塾」の教材の用意をしていたら、なんと気分がよくなり、体の潮目も変化していることに気づく。
そうなると、俄然意欲が出て、教材とパンフを速達で郵送するために、三宮まで行き、本屋にもより、塾の戻り、朝の読書の続き、戸谷浩志氏の『存在と時間、ハイデガー』(NHKテキスト)を読む。この若い哲学者によって、はじめて「存在と時間」が身近に感じられる。世間話、好奇心、あやうさの三要素が織りなす「頽落」のこと。いつまでも「不安」の中に居て、「本来性」から遠くにいる無責任などがよく分かった。まだ途中までだが、明日の夜の「100分で名著」が楽しみだ。
さっき18:45に地震があった。大地も常に変動しているのだ。(2022.4.3.)