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渋谷コンサート


渋谷さくらホールでのコンサートを誠にありがとうございました。「狂おしいばかり」の熱く溢れる感情が自分にあったとしても、、という疑念と、また果たしてそれは何であろうかという僅かな期待を交えながら拍手でお迎えし、演奏が始まりました。正直に悪魔的にも雑念が飛び交い、そのままに傾聴できたのは、残念ながら途切れ途切れでありました。しかしながら、昨年から始まった「魂の詩」から永遠の世界を実感し心が震えるほどに感銘を受けたことが内に現れ、これを伝えたいと演奏の中で感じておりました。自分の中での結論は、恐らく「狂おしいばかり」のことは永遠の魂の世界をお伝えすることとあります。また、アナウンスにてアーノルド・トインビーの説を聞き、日本の状況を改めて目の当たりにした感覚でした。悔しさ憤りとともに、後の祭りという諦「め」も否めません。そして様々な表現の中で、アリラン的な演奏では、ピアノが空間を高句麗の深い森へと誘い、ここが神話の源で自分の深奥の「魂」が最もしっくりとくる感覚を覚えました。それはそのまま壮大な宇宙へと広がり、宇宙に抱かれ神話の世界に溶け込んでいるかの感覚になりました。魂は真実そのままであり、神話の中にその事実があることと受け止めます。凄まじい空間を走り抜けたかのような脱力感に手拍子など出来ないと感じましたが、会場が手拍子で鳴り始めると、やはり自分も同じに手を叩いて参加をしておりました。この度も素晴らしいコンサートをありがとうございました。

田嶋利江子

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ウラジオストクフィルハーモニーにて
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東北
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実現のとき