海津見の声 新しい夜明け
高知コンサートの翌日はお店のオフの日で時間に余裕がとれたので、行き先を考えていると受講生の方と出会い桂浜へ行くことに決めました。
思いがけず海津見神社へご挨拶でき、美しい海岸線、強い波の打ち寄せる様に、竜宮に魅せられ海に誘われるように感じました。
以前高句麗伝説にご一緒に参加した南相馬の海岸沿い出身の友達が、夜に記憶のないままにどこかを彷徨い、気がついた時には押し入れから卵が出てきたと聞き、まるでお供えもののようだと感じ、海の神様や海の向こうの都への声なき声を思いました。寄せては返す波の音に竜宮城で魂が安らかにあることを祈っていたのかもしれないとふと感じながら海を眺めていました。
今回の旅で出会う高知の方々はみんな親切で、行き交う受講生の方々と交わす言葉、地方ならではの経験でした。新しい生き方を旅全体からも学ばせて頂いているように感じています。
ボランティアの方のお取り計らいで、昨日のいだきについての講演会を思いがけず時々コンサートにご一緒している方とお店でお聞きすることが出来、ずっと眠くなることもなくお話に共感されたと話されていたことに彼女の奥をみたように感じました。高麗さんが見えないものが見えることに想像も出来ない大変なことと話されていたのが印象的でした。場を一緒に創ってくださったボランティアの方、支えてくださった高麗さんをはじめ、社員の方々には本当にありがとうございました。
新しい月を迎え、このタイミングでの高句麗伝説は本当に新しい夜明けと感じます。混じりけのない自分として参加出来るよう心清めて向かいます。ありがとうございます。