活動

自分で考えることよりこれからを生きることはできないと身に染み感じる経験がありました。その前ではありましたが、いつもアントレプレヌールサロン前に開催していましたボランテイアミーテイングも今日は開催せず、皆様には自分で考えて活動するメールを送らせていただきました。雨降る中をスカイロケットセンターにてビデオ講演会をさせていただき、私のお話をお聞きいただけますことはありがたいことと感謝し、なんとしても私自身も自分で考えて生きる道を作りたい気持ちで、アントレプレヌールサロンに賭けていました。

アントレプレヌールサロンがはじまると、大きな会場が私には暗く見え、体の力が入らずに座っていることもやっとの状態となり、戸惑いました。先生は考えることについてお話くださり、やはり考えることがこれからを生きる上で必要なことと身に染みました。ギリシャから考えることがはじまったとのお話と、ハンナアーレントさんがずっと考えることを探究し続けてこられたお話が心に染みました。アウシュビッツを２度と起こしてはならないと、何故人間はあれほどまでに酷いことができるのかと探究され、考えることができない故とお聞きした時には、考えることができなければ作られた世界にはまってしまい、同じ人間を殺すことまでもしてしまう人間ではなくなることの恐ろしさに身が震えました。人間が他の生き物と違うのは、考えることができることであるのに、何故考えることができなくなったのかと疑問を感じながらも、原因を探すことより、今ここから考えることに取り組んでいこうと先生のお話をそのまま聞かせていただきました。ギリシャ神話のお話により神と人間はよく似ているのに、神は死なないのに、人間は死んでいくこと、死なない事を考えることが人間が考えることの出発点であったとは、目が覚めます。その人間が死んでゆくように向かっているものが頭の中にあることを先生のお誕生日のコンサートにて先生はパイプオルガンの椅子から落ちる心配が生まれる程に先生の頭にのしかかっていたとのことは何度お聞きしても、歴史的な解決の瞬間であったと身が震えます。私たちは６月２３日から死なない頭になったのだと力強くおっしゃっていただき、私は頭を垂れるよりありません。昨夜、体の不調から気づきましたのは、まさしく死なない頭になっていることを忘れた結果と受け止めます。最後にお話いただきました死の影に襲われ、不安になるのです。今までもエチオピアの人類発祥の地へ行く時も、中東の危険な地域に行く時も私は不安や心配により、心が暗くなると、死を覚悟するのです。死を恐れ、行かないという選択肢はなく、世界の平和を実現する為に必要な機会を前にし、死を恐れるが故に取りやめることは生きる意味がないと考え、死を覚悟し、出かけるのでした。いつも死ぬ為に行くのではないと先生におっしゃっていただき、深くうなずくのですが、いつも死が頭をかすめるのでした。今日は死なないことを考えることが考えることの出発点とお聞きし、本当に目が覚めました。

NPO法人についても生命のこととし理解しました。NPO高麗とNPOいのちを設立する時、私が活動していることが最も活動しやすい組織とし薦めていただき、設立しました。今日お聞きしますと自分の人生とひとつであるということがよくわかります。活動すれば元気になるとは答えです。ようやく活動できるようになったと先生がおっしゃる意味がよくわかりました。若い頃は暴れまわっているだけとの表現により、今この時だからこそ、活動できるということが素晴らしいと感動します。知識はAIの方が優っても知恵は機械からは生み出せないとのお話にも、人間でなければできないことをやってこそ生きる意味があると考えます。これからは知恵が必要とお聞きしました。６月２０回のコンサート、更に前のコンサートを経験したこの生命が知恵生まれ、可能性に満ちているのです。たった一人でも新しく生き、新しいことをしたら世界は変わるとは内から力が湧き、胸熱くなります。先生が人間とし生きてこられたことで世界は変わってきました。世界でたった一人でも人間とし何にもコントロールされずに真を貫き生きてこられた先生が存在しているので、世界は変わるとわかり、本気で活動できるのです。私も本音を表し、実現し、世界の平和を実現する活動をしていくことで世界が変わると見え、おおいなる希望を感じます。

死の影のお話や考えない人間となってしまったことをお聞きしている時の会場に吹く冷風は、地獄から吹いているのかと感じ、震える程寒く、暗く、恐ろしい空気でした。最後は「活動」のエネルギー、輝きに満ち、「生きる」エネルギーあふれていました。死なないことを考える頭になると心に誓いました。自分で死なないことを考え続けていくことが人間であると心しました。ありがとうございます。