水色の波が満ちるように
仙台の街も馴染みの街になりつつあり、四季の移り変わりを楽しめることもまたコンサートと共に楽しみになっています。
盛岡の応用では優しい包まれるようなピアノの音色、優しい水色の世界でしたが、お話の2/3位までは先生のお顔が見えず驚きました。高麗さんの講演会でも最初は空間に靄がかかったようにお顔が見えないことが多く、様々に厳しいのだと苦しい胸の内を感じていました。
仙台コンサートは優しく、先生のお着物のような空色の世界、水色の波が胸のうちに注がれ心洗われるように喜びと悲しみが同時にあるように感情が押し寄せ、どこからともなく吹き抜ける香る風に包まれていきました。彼方から注がれる光が身の内を貫き、胸からひろがっていく世界が水鏡のような水色の光に包まれ、そっと包むように在る大きな存在の愛に心が震えるような感動に包まれました。愛の旋律が始まると体感的には心臓がどんどんひろがっていき、水色の鏡のような輝きとひとつに解き放たれるように感じました。
杜の都、自然と人の融合、仙台ならではの調和と感じ、これからの在り方、人間の未来への可能性をここにみる仙台コンサートでした。素晴らしい時をありがとうございました。