水色の世界

仙台コンサート、水色の世界の中で豊かな愛の中に在りました。満ちる時をありがとうございました。

雪の降る中、浄められるような美しい世界の中にあり、演奏からも水色の世界に包まれるようにありました。第一部はあっという間で気付くと終わりで不思議な満ちる時間でした。最近ピアノがクリアに聴こえると感じていましたが、今日のピアノは人が変わったようにピアノが生まれ変わったように大自然にある豊かさを謳っていました。こんなに拡がりのあるピアノだったことに驚きました。ずっと水色の存在とひとつに、虹色の存在も交わり香る風が優しく包み込み、内側から湧き起こる白い力が体を満たしていきました。

先日観たシェイクスピアのオセロという作品から、今までの愛についていろいろ考えてしまいました。その中では周りの人の言葉にそそのかされ、妻の愛を疑い嫉妬に駆られて妻を殺してしまうという筋書きに絶句しました。毒という言葉で表現されていましたが、毒がまわり自ら疑いに囚われ、嵌められたにしても勝手に妄想をつくりあげ相手に詰め寄り破滅へと繋がるストーリーは愛が自らの充足あってのものと改めて痛感しました。今までの愛の悲劇と感じ、ここからは未来はないことが良く解りました。ニュースで知る、心ある方々が巻き込まれるようにしていのち奪われる中で、コンサートで愛を経験した満ちる関係から生み出されるストーリーが新しい未来をつくるのだと心が泣いて叫んでいました。

曇りなく淀みなく犯すことの出来ない水色の世界の中で、少しでも早く新しい世界が拡がるよう祈るような気持ちでした。動き表現し、少しでも先を創るよう努めます。水色の豊かな愛、ぬくもり、先に向かう力をありがとうございました。