気持ちを現すことば
少し前までは雲しか見えなかったのに、雲がゆっくりと動き、雲間から小望月のまことに明るい光が見え、美しい姿にしばし足をとめて見とれました。月は隈なきをのみ見るものではないと実感します。
昨日の皆様のエネルギーがまだ裡にあるように感じます。光の球のネットワークが手をつなぐように広がっている姿が見えるようでした。
そんな内面とは別に、頭は焦りや不安などがむくむくと覆ってくることがあります。そんなときは身体を動かし、とにかく外にでることを心がけています。自然の中を歩いているうちにだんだんとすっきりとしてきて、考えてもしょうが無いことがやめられます。
最近、世界のニュースを見ていますが、面白い記事にも出会います。カタール政府は、政府広報で「elderly(高齢者、老人)」という言葉を、「senior citizens」に置換えるという公式用語変更を発表したとありました。単に年齢ではなく彼らの知恵と貢献を強調して、カタールの高齢者の社会的地位を向上させることを目的としているそうです。言葉が変わり、定着すれば、凝り固まった意識も変わります。
今まさに、気持ちを自分の言葉で現し、新しい希望のシンボルのような言葉が現れれば、意識も一気に変わるのかもしれないとふと感じました。世界を一気に平和に導くような言葉が顕われればいいのに。そういう意味でもコピーは重要です。言葉に新しい意味を持たせることもできる。学べることがあることはとても幸せです。今日もまことにありがとうございます。
後藤美香