比叡山の風

迎賓館コンサート、ビデオ講演会、ボランティアミーティングに参加させていただき、ありがとうございます。

先日の「死について」で、全体のお話をお聞きしました。疎外されている状態は、よくわかります。世界に生まれ、演じるように生き、自分を失っていく生き方は良く知っています。死ねば、世界から解放されて全体になるとは哲学の世界の話で、現実は死んでも苦しみは続くと、一度演奏を止めてお聞きしました。先生が関わられた方々が亡くなられる現場で働かせていただき、亡くなった方のお顔が神々しく、人によっては少女のようにあどけなく、ある人は最も自由に伸びやかな表情をされていたり、本当にこのような人だったのかと、別人のように感じるお顔をされていました。あのような伸びやかな表情が、全体なのかと考えながら、2部をお聞きしました。余計なものが全部無くなり、芯にある自分の資質だけを活かして生きる時代。全く新しい生き方ができると、お伝えできる幸せな人生です。待っている方々に、どんどん伝わっていくよう。コンサートの一席にお越しいただける表現をしていきます。迎賓館を出ると、とても気持ちの良い風が心地よく、さらさらと世の中の淀みを運び去ってくれました。ありがとうございます。