歴史的な夜空
京都は、やっぱり怖いくらい大きく動く場です。久々に拝見した「縄文の精」、遥か昔の太古の鼓動を呼び覚ますかのように、心臓に内響く音は何を呼び覚まそうとしているのかと耳を澄まします。ラフォーレで拝見した時を思い出しながら、水の流れを見つめていました。大好きな清流が流れる中、自分の中で流れ切っていない澱みを感じ戸惑いました。何かから逃げるように、眠気が襲います。やり切っていないからと気づき、自分の中途半端な状態がわかり課題が見えました。やり切っていきます。水面に映る木の水鏡の上に、黄色い落ち葉が浮かぶ光景は人生を見るようです。母のことを思うからでしょうか。最後の最期まで美しく生きることを自然から学びます。日本の精神の美、「精神の源を辿る旅」であったと、改めて気づかされました。
続く高麗さんのお誕生日だった迎賓館での「高句麗伝説」、先生の掻き鳴らすギターの音色に人生の彩りを見るようで、胸が揺さぶられて堪りません。当時は無観客のライブ配信でサウンドシステムからお聴きしましたが、今日はまるで先生と高麗さんが舞台にいらっしゃり、正に迎賓館に招かれているようです。迎賓館大コンサートをありがとうございます。
休憩時間に外に出ると、細い三日月が夜空にかかっていました。歴史的な夜空です。まだ新年明けて二日目とは思えないくらい、長い月日が経った気がします。「魂の語り」赤い着物をお召しになった高麗さんが語る世界に魅了されました。先生の音源は何でしょうかと書こうとしましたが、投稿直前に高麗さんの書込みより、「高句麗の今」とわかりました。ありがとうございます。高麗さんが表現されたように最初から最後までずっと風、光、水、魂が動き続ける世界は、新しい国創りの年明けに相応しい「出会いの一日」です。最後になりましたが、途轍もない京都での経験の日に、心模様バッグをお見立ていただきましてありがとうございます。新しい自分に出会えて、とても嬉しいです。