KEIKO KOMA Webサロン

歴史の交差するところ


山の向こうに沈む夕陽と夕焼け空の美しいことに何故かほっとしながら、東京まで来ました。もはや、東京方面へは帰ってきましたという表現となるのが不思議で面白くある今です。
昨日は心に染み入るほどの寒さであった仙台の地は、今日は突然に春のふたを開けたように明るく暖かい日となっていました。今度はその暖かさが心に染みて、ぬくもりの内に命は生まれそして育まれることを知ります。東北は春であったのに、こちらに来るあいだにはもう初夏のような木々の緑の青々とした景色でした。4月の山の緑はこんなにも勢いのある景色だったろうかと感じながら、新緑の緑がどこか別の国のジャングルのようでもあり、それがなぜか私の身体の内に新鮮な輝きのまま届くようで、嬉しかったのです。
東北での日々の催しの経験は、私にとり、大きな交差点の渦の只中に居るようでした。交差点というと平面のように捉えていたのが、この数日の私の経験している変化では、それはとても立体的なことのようでした。時間と空間の交差するところは、もしかしてこんなに奥行きがあり、立体的であるのかなと、初めての世界に心は潤います。それからは、どうしても今までの様々な経験をも、今になるととても平面的に思えてしまう具合です。今の私の身には、体の中の軸か磁場のようなものがあったとしたら、それが全体的に創世されているようです。古きものもすべてが、ぐるぐると混ざりながら、新しい地球か、惑星が誕生するような気配をもしています。
昨日の仙台でのコンサートでは、やっぱり先生の表現されていることは、とても全体的であり、それだから、答えなのだと感じたのです。それは、どのような人がどのような世界にいても、それら全てを統合しそしてそれら全てに光が見出されるような世界でした。どのような場所にいてどのような境遇にあっても、生命が輝き生きられる一筋の道を貫き、切り拓いてゆける世界とひとつに生きている人間の在り方でした。その様は、とても解放的で、さわやかな新緑の緑と同じ息吹が私の身の内にも吹くようなのです。私の身の内で、今まで長きにわたり固定されて変化することすら見出されなかったその軸のような中心が、そして磁場のような基盤が、全体的な芯へと移行出来るのか…。この初々しい、変化と成長の止まらぬ創世の息吹に満ちる今が好きです。
私の小さな頭でこれからのコンサートで起こることは到底予想出来ませんが、明日からのコンサートに参加することが、これからの時代へ挑んでゆける最大の機会と心得、向かう今です。ありがとうございます。

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道標 みちしるべ 第4弾
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多賀城市文化センターにて-1
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夜明けの空