KEIKO KOMA Webサロン

極から極へ


杉並のコンサートはなぜかいつもどぎまぎするのですが、今日はウェブサロンの自分の書き込みもすべてが嫌になりました。おまけに1部がはじまると、息苦しさまで感じはじめ、逃げ出したいような気持ちになり、怖いのだと感じ、はじまりました。

1部では、眠っているのとは似ているようで、違う状態がずっと続きました。絶えず頭のなかにあるものが意識が飛んでいるような状態のなかで浮き出てくるのです。頭のなかに溜まったもの、過去の場面場面が夢見状態で朦朧と浮き出てくるのにはもうお手上げでした。うるさい頭、もう本当にいい加減にしろとおもいました。

2部はもう1部のような状態はすでになく、頭のなかはさっぱりしたように感じました。しかし、よかったと感じると、今度は自分から過去の癖をまた引っ張ってきて、疎外していく意識が出てくるのです。
(はじまりのはじまり)
コンサートの集中を妨げるものはすべて過去、過去だからと言いきかせ、すぐには集中出来なくても、今、今にあるように努めました。

アンコールでした。先生のピアノの音が宇宙の宇のようにワイドに広がり、旋風になっていくのです。昨日の三鷹コンサートの2部で経験させていただいた宇宙の宇を感じる風はそのまま舞台から会場をワイドに旋回し出し、大きく会場を包み、螺旋を描いて風が吹くのです。大きな宇宙が降りてきたような風は先生のようと感じました。すると風はさらに大きな宇宙の宇になり、いだきの風になりました。何処にもみたこともない宇の風は、杉並公会堂をまさしく宇宙舟が風になったように大きく大きく旋回しているのです。さっきまでの過去をうろうろしていた意識はまったく消え失せ、いだきの風に吹かれました。最高の醍醐味の2部のはじまりのはじまりは、いだきの風。もう幸せしかありませんでした。

明日は家族と共にコンサートに向かいます。

苦しくも、最高の幸せを経験した杉並公会堂のコンサートをありがとうございました。

 

KEIKO KOMA Webサロン
マドリード ギャラリーより
KEIKO KOMA Webサロン
東京高麗屋にて
KEIKO KOMA Webサロン
府中の森芸術劇場ウィーンホールにて