梅雨が明けた⁈
昨日、久しぶりに高校の山岳部の訓練があり、六甲南面を生徒たちと5時間くらい歩いてきた。絶対雨具が必要と思っていたのに、晴れ間の方が多い夏の酷暑日だった。月末に西穂高に連れていく準備ができてよかった。横池では、大阪の別の私立高校の山岳部も訓練に来ていた。山に、谷に、若い子の声が響き、明るい笑い声が聞こえ、なんとも晴れやかな気分になる。面白いことには、山岳部が消滅しないことだ。毎年5.6名の入部希望者が表われ、野外活動がしたいからとか、父親がやっているのだとか、クラブに入っておいた方が推薦入学に有利だとか、いろいろな動機で入ってくる。わたしは、そのことには触れず、高校生に自然の危険や、冒険することの楽しさや、歩くことの哲学や、緑風のさわやかな感覚を味合わせ、「感覚」と「知性」の橋渡しを良くすること教えたいと思っている。コロナ禍の中で、二年生はもちろん、一年生は全く「山歩き」できていない。だから、昨日のひと汗で、わたしも生徒も「梅雨明け」なのだ。今日も一時雷雨ありだったが、どうみても「夏」になっている。