株式会社いだき

明後日の京都コンサートには、また例の双子の姉妹が参加する。からだが喜んで、気持ちが楽しんでいるから、またわたしの誘いに乗ったようだ。『七つの習慣』の５「まず理解に徹し、そして理解される」を実践するしかないと思って、まずは彼女たちを分かりたい一心で、試行錯誤し、行動を促したりしているだけなのだが、自分でチケット代を負担し、京都まで行こうという気持ちがうれしい。

今日は、わたし自身が目から鱗だったことを、彼女たちにも話した。それは、『ふしぎな社会』を読んでいて、「宗教」のところで、キリスト教やイスラム教は「神」を信じるが、同じ宗教でも、仏教や儒教は、「神」に関心がないと説明しているところだ。橋爪大三郎は、以下のように書いている。

「仏教は、宗教の中でもかなり宗教らしい宗教じゃないですか。その宗教が、神を信じないという考え方を持っている。すなわち、神を信じることは、宗教であるための必要条件ではないのです。」

これでわたしの理解は進んだ。「大いなる存在」とか、「カミ」とか、それを考えるということはすなわち「宗教」ではないこと！何をいまさら分かり切ったことを言っているのかと笑われるかもしれないが、わたしには「パラダイム・シフト」だった。
双子の姉妹も、ネットで調べて、新興宗教の一つのように批判している人もいることを承知していた。だから、素直にわたしの話を聞いてくれていた。わたし自身、２０数年前、「株式会社いだき」とあったことに安心と期待を持てたのだった。彼女たちと一緒に全く新しい世界に生きていきたいものだ。