柔らかに包まれる光満ちて

仙台での経験、柔らかな光満ちる時間をありがとうございました。最近のコンサートはコンサートそのものだけでなく、そこに向かうまでの日々の在り方も含めてコンサートと感じています。

8年ぶりの中秋の満月、8年前の2013年頃から大きい変化が自分の中に起きてきたように感じています。分身だった愛犬との別れ、先生との新しい出会い、地方のコンサートへ行き始めたこと、向かうたびに一つ一つの疑問が解かれていくような不思議な感覚がありました。京都の鞍馬寺、奈良の大神神社や唐招提寺、相馬の天之御中主神、塩釜の塩土老翁神、巡る人との出会い、新しい自分を発見する旅をさせて頂いてきました。

仙台コンサートの第二部では香る風に導かれ、宇宙の渦をまく銀河の中で無数の柔らかな光が生まれ、広がる意識、広がる空間の中、水色の世界に包まれていきました。
概念が様々に壊れていく中で、新しい芽が生まれるように無数の柔らかな光が生まれ、別け隔てなく注がれる太陽のような慈しみを感じました。

帰り道にはくっきりと美しい中秋の満月が顔を出し、見られると思わなかったねと受講生と盛り上がっていると外国の方が話しかけてこられました。楽しいことはみんなでシェアしていけたらいいなって改めて感じました。古いものが壊れていく中で、これからは新しい道を歩いていく必要があることを感じています。コンセプトをしっかりたて道をつくっていきます。新しい歩みをありがとうございました。