KEIKO KOMA Webサロン

東北のこころ


北上コンサート、結工房での一周年、仙台でのコンサートと経験をさせていただきありがとうございました。仙台コンサートでは、お迎えくださる高麗さんのあまりに美しいお姿と麗しい笑顔にお身体のことを微塵も感じさせない、美しいお姿に心うたれました。
仙台コンサート翌朝の身体の軽さはこの数か月、半年以上なかった軽さで、サウンドシステムの音が生命に染み入り、東京のカフェ高麗屋さんでは水色のマーブリングカーテンから清らかな水の流れを感じるほど研ぎ澄まされているのです。死霊が人間にいたら感性がふさがれてしまい、自然が美しいことさえ感受できず、木の精も水の精も感じられなかった、講座を受講する前のことが蘇りました。仙台コンサート前日は針で刺されているように夜身体が痛み、一大事であるコンサートと感じていました。コンサートでは先生が本流へ本流へと流れを変え、一大事が起きたことを高麗さんの書き込みから知ります。何度も読み、よくわかっていきたいです。先生と高麗さんの在り方を前に、自分の在り方は理解の浅さであったり、それでは何かをしようとしてもうるさいだけであることも浮き彫りとなり、都合よく、ということも一貫していない在り方がよく見え、変えていくときと受けとめます。

3月11日、結工房一周年、遅くなりましたがおめでとうございました。先生が焙煎してくださったコーヒーは、被災地に感じた重みのようなものも曇りも濁りも晴れ、一気に目が醒め、それまであった身体のしんどさは無くなっていました。陸前高田、閖上と文章を書く為に足を運びました。建物はできても多くの人が街を離れたことや、街の機能も様変わりし、経済圏が縮小している為、とにかく経済不安を伺い、住む人の意向が置き去りにされた名ばかりの復興の有様を目の当たりにしました。東京にいてはこの時期より報道されず、ずっと情報が遮断されているような状態で、現地では先の見えない苦しみと泣くに泣けない悲しみを感じました。今、必要なことを考えています。
閖上では毎年行っている仮設のお寿司屋さんで高句麗伝説もボランティアの方のお誘いでいらした方でしたが『仙台の高麗さんのFMラジオ番組をいつも聞いています』とおっしゃり、被災地へ行く時にはタクシーの運転手さんが『昨日は結工房に行ったよ』とおっしゃり4月には北上のコンサートにも行くよ、とおっしゃり、受講生の方で驚きました。生命のつながりが広がっているようで胸がいっぱいになり、大事にそしてとにかくお伝えしていこうと心しました。以前もそうでしたが、つらいことがあっても東北の方の心にふれ、あったかくて命優しいさまに助けられてしまいます。
北上のコンサートでは繊細な音の流れと清らかな風を古代からの美しい音、美しい女性、生きる世界のことずっと心に在り、桜が舞う光景が胸の内にありました。東北の地でのコンサート、結工房での経験と大変尊く、生きる指針が見えてくるのです。これからの糧にし、大事に生きて参ります。
東京に戻ると、社会の状況で人が心を失い、殺伐とした空気があります。被災地でも感じたことは先生コーヒーを飲んでいただければ元気になり、頭も働いていくという事、東京でももちろんそうですが、先生のサウンドもコーヒーも、人が迷わず、惑わず、生きていける指針を裡に見出していける、大変なものと分かります。日々、活動、仕事で動いてまいります。
大変な経験を真にありがとうございました。

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