本音で生きて下さい「いだきについて」講演会を開催してくださり、ありがとうございます

１０月１９日、表参道「高麗恵子スカイロケットセンター」での高麗さんの、本音で生きて下さい「いだきについて」講演会に参加させていただきました。２００１年エチオピアでの、いだきしん先生の「天命」コンサート開催後にエチオピア政府が発表した「不安、不満、恐怖でいっぱいだった内面がコンサートにより愛に満ちた」（正確な言葉でなく申し訳ありません）と改めて伺い、1回のコンサートの経験からこのような表現が生まれるエチオピアの人たちの、物事の本質を見抜く鋭い知性と感性に感動しました。そして、不安や不満や恐怖でいっぱいの内面とは、まるで今の日本人の状態だと日常生活の経験から感じました。

Web検索でのまったく断片的な情報ですが、エーリッヒ・フロムは「現代資本主義が必要としてきた人間とは」「無理じいせずとも容易に操縦することができ」「命令に黙々と従って働く人間である」と、著書『愛するということ』で1956年に言っていると知り、現代社会は「成功のみを追いかける疎外された社会」（同著）であり、この状態では他者とともに生きることはできない、毎日が不安と恐怖だと驚いたことが蘇ります。人間は不安と恐怖によりコントロールできると先生からお伺いしました。私たちは先生のコンサートで愛を経験し、いのちがひとつであることを経験できます。私は先生のコンサートに参加すると、誰をも受け入れていけるやさしい気持ちに溢れます。不安と恐怖の状態から解放されるといっても、知識だけでは思い込みになることがありますが、自分の身をもって経験できるとは一生ものの宝です。来週も府中でコンサートを開催してくださること、心より感謝申し上げます。

五十嵐泰子