本当の正しさとは何か
先生のお話が聞ける喜び満ち、特に対象化の言語のお話から日々修行する中で気付いたことと結びつき、腑に落ちることがありました。
共感領域を広げることを以前お聞きした時には、広がる満ちた世界に心馳せ、感動したことを思い出します。世の中を変えてきた方々はきっと多くの方々の共感をうみ、道を創ってきたのだと考えると新しい国創り、新しい村作りへの希望が湧きます。
私もずっと外側から変化を起こそうとしてきました。でもやはり社会は人間がつくるもの、どんなに素晴らしい型があっても内側の愛からうまれるいのちの世界にはかなわないのだと気付きます。過去をなくすということ、永遠の今から生まれる愛はすべてを喜びへと変えることを改めて受け止めます。
食改善の仕事もしているので、科学肥料は良くないとずっと伝え続けてきました。でも先日科学肥料がなぜ作られたのか、その背景を知りました。1950年代に人口の増加に伴い食料危機が叫ばれ、その対策として空気から栄養分を土壌に吸着させる技術が科学者によって生まれ、ノーベル化学賞をとったと知り、両側から挟まれるような苦しさを感じ、単純にだめだと言っていた自分が恥ずかしくなりました。
海の富栄養化、珊瑚の白化、土壌の弱体化や人間をはじめ生物への影響、そしてさらに爆発的に増えた人口を抱え、より複雑化した問題に自分の中の正しさを問います。
どこかの先住民族が、土地は未来の子供達からの借り物と話していたことを思い出します。改めて自分も未来の子供達に恥ずかしくない生き方がしたいと感じ、共感からうまれる表現の修行を続けます。ありがとうございました。