未知への旅立ち
長年通う美容室に、先日行った時です。鏡に映る自分の顔を見て、前髪を短く切りました。「きっぱり、ぱっきり生きるの。」と、つい言葉が出ました。彼は黙って頷き、「何かが変わったと思った。」と言いました。その帰り道、いつもの私であれば決して買わない靴に出会いました。然も、たまたま反対側の道を歩き、ショーウィンドウに飾ってあった、その靴を見た瞬間に閃いたのです。次々と新しく変わるのだと、妙に胸が弾みます。
バタバタと仕事に追われつつも、ふと時計を見れば府中でのコンサートの時間でした。その日は拝聴できませんでしたが、皆さんや高麗さんの書込みを拝見し、とんでもないことが起こったとわかりました。オンデマンド配信を心待ちにしながら、畏怖を感じつつ昨夜拝聴しました。言葉で見るのと聴くのとでは、メッセージは伝わりが違うと体の反応で分かります。第一音から衝撃です。拝聴しながら眠りにつけば、光に包まれ守られて目覚めました。荷造りをしながら、人生が変わる旅に出るのだと自覚しました。いそいそと、いつもと同じでありながら、まるで違う荷造りです。何かに決着をつけるかのように、注意深く時間を確かめ、大事なチケットを確かめます。新幹線の中から、どこに向かって行くのだろうと胸騒ぎがしてなりません。予想すらできない未知への旅立ちです。本日からよろしくお願いいたします。