未知なる宇宙の深淵への旅

5月13日 高麗さんのお誕生日に、狛江での高句麗伝説に皆様と共に集うことが出来ましてありがとうございました。
開演前のロビーには、高麗さんのお誕生日をお祝いする美しいピンクや白の芍薬の花が飾られ、空間が芳香に満たされていました。光あふれる美しい空間に身を置いているだけで生きるエネルギーに満ち、嬉しく幸せでした。

先生の演奏が全く次元が変わられて、時空間の枠も己れの枠もこの世のありとあらゆる枠も、全て何も無い世界がどんどん拡がり上昇していくことに、ひたすら驚きと感動の連続でした。次々と生み出される音とメロディーに、未知の扉が次々と開かれて、魅せられるままに奥へ奥へと進んで行くと、そのまま未知なる宇宙の深淵へと誘われ旅していくようでした。
高麗さんの詠まれる詩も、先生の音と共に次元が全く変わられており、全てが初めてお聴きし経験させて頂いているようで、目を見張るばかりでした。高句麗の大地、流れる大河、そして吹き抜ける風の匂い、若葉のそよぎまでもリアルに感じられ、高句麗人の暮らしの温もりの匂いまでも漂ってくるような、お互いが呼び合っている声までも風にのって聞こえてくるような、とても不思議な世界にワープしていました。東明王様も、好太王様も、高句麗人も、現れ出られるその空間が今までとまるで違っていました。遥かな宇宙の彼方に存在する未知の銀河や、未知の惑星群にまで、そのご活躍とお働きは確実に伝播し、更にはその銀河や惑星と今まさに交信し合い、お互いに交流し影響し合っているように感じられました。それは今まで経験したことの無いとても不思議な体感でした。

日本の国創りの神様方も現れ出でたと感じる瞬間がありました。大地を揺るがすもの凄いエネルギーに圧倒されると同時に、日本に生まれた私は日本の神様方と共に生きていることに目覚め、困難に屈すること無く、突破し、大地に力強く根を張り天へと真っ直ぐに伸びる大きな樹と共に、新しく生きていく意志が立ちました。
フェニキアの詩を一心にお聴きしていると、先生が弾かれるギターの音色が深い深い海の色となり、吸い込まれ、溶け込み、身体の中心を清らかな光の帯のようなものがすーっと通って、魂癒やされ、どこまでも清められていく体感に深く感動しました。

高句麗伝説を経て、宇宙の彼方の扉が開かれ、そこと繋がり生きる自分であることを見出します。自分は何者なのか、どこで生きているのか、そして、何で生まれてきたのか、何をするために生まれてきたのか・・と、10代の頃に戻ったような問いが生まれています。
青々とした水田を渡っていく風がよみがえり、青空を見上げ、足下の小さな草花に喜んだ10代の自分がいま、新しく生まれています。それは過去に戻るのでは無く新しくそこから始まるのです。現れる自分のままに、美しく強く、自由に生きて飛翔していく時を迎えています。

3日間の高句麗伝説をいま、オンデマンドで繰り返し拝聴させて頂いています。視聴するたびに心に深く浸透し、響き、遙か彼方の宇宙の深淵と共鳴し続けます。
未知なる宇宙の深淵への旅は始まったばかりで、これから何処までも深まり続きます。