KEIKO KOMA Webサロン

未来に向かえ


迎賓館コンサートは、「おったまげた」としか言いようがありません。と書きながら「たまげる」の言葉が気になり調べたら「魂消る」と書くと知り、更に驚きました。一体どこで、この言葉を覚えたのかと愉快になります。
迎賓館で青空を眺めながら「女王天女の舞」を頂き、のっけから頭をガツンとやられた体感から始まりました。先生が淹れられた女王のパンチは強烈です。ピアノの第一音、続く第二音、第三音の倍音が、先程眺めた澄み切る秋の青空に抜け切っていきます。気づけば何の境もなく、私の体と一体となってピアノが鳴っていました。「やりたいなら、やればいい」今朝出した自分の答に、応えて下さるかのように言葉が聴こえます。何故かは分かりませんが、フィラリア症で呼吸が苦しい愛犬の胸をさすっている、子供の私が見えます。そして朝焼けの光の中、緑の草が眩しい庭で息を引き取った彼の姿を見つめていました。厳かな死を看取り、蘇ると同時にピアノが止まりました。静寂なる深い時です。

先生が「遊び」と仰った時、本当の「遊び」を知らないと気づきました。更に「天女の舞」を表現されると仰り、嬉しくて堪りませんでした。ところが私の想像とはまったく異なり、冒頭に書いた通りおったまげたのです。「遊び」は真剣そのもの、「天女の舞」もやさしいどころか、ど迫力で吹き飛ばされるかと思いました。にも関わらず、湧き起こる力は歓喜と驚喜で、「未来に向かえ」と言葉が生まれます。このエネルギーのまま、動いていきます。ありがとうございます。

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比叡山 お茶室にて
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愛ちゃん、マドレーヌ
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晴れた朝に