木漏れ日ふりそそぐ縁側

京都での尊いコンサートをありがとうございました。「あわい」のメッセージをお聞ききし、「ゆらめく領域」とのことばと音のなかにいると、涙があふれるほど安らぎました。小学生の頃、お習字を習いにいかせてもらっていて、木造平屋の先生のお宅へいくのをたのしみに通っていました。お庭の木々や木漏れ日、風や鳥の声がよくきこえる縁側に木の小さな座り机を運び、外の音や光をみながら墨をする事が好きで、今おもえば、その墨の香りから「高麗恵子」さんに会う道がはじまっていたのかもしれないと、涙があふれてきました。身体中のぎこちない関節にしめていたネジがどんどん緩んでいきました。「相手を理解し尽くすことができないことで保たれている」とのメッセージに驚きましたが、存在がとんでもなく違う方々、違っても、「あわい」の存在があるので、そこにワタシもいられる可能性が生まれ、新たな何かが生まれるかもしれないときめきに満ていきました。そしてピアノの音が大宇宙のさざなみに聴こえ、いのちのなかにはいってきました。そしてさざなみのほうへも連れていってくださいました。「あわい」の存在が満て、平和な世界へ向かっていけると、感動でいっぱいになりました。
会場の扉を押して出ると、別の扉から出てこられた話したりすることもなかった女性と目があって「すごかったね」っと手に手をとって、階段をおりるほどうれしかったです。
尊い瞬間瞬間をありがとうございます。