木の個性
『樹木たちの知られざる生活』(ベーター・ヴォールレーベン著)を読んで、森の木にも、記憶があり、個性があることを知って、改めて感心している。植物も動物も、そして案外人間も、かなり共通したものを持ちあわせており、「命」を共有し合っているのだ。学校で評論文、大沢真幸「自由の超越=困難」をやっていて、資本主義とエコロジーの理念は極限的には共通することを説明し難くて困っていたが、少し光が見えてきた。自由とは、「他人の自由を侵さない限り何をしてもいい」という定義が、今や難しくなってきてることも。すなわち、「命」の輝きを失わないようにしなやかに考え生きていく「自由」ということか。そして、いまや定義して安心している場合ではなく、行動に移さなくてはならないことも。今日は休日を返上して、いろいろ仕事したが、また、近いうちに山へ行って、木々と話し合ってみたいとも思った。