KEIKO KOMA Webサロン

時間軸と変容


自分の中には過去~現在までが 因果律に沿い刻まれていて、このところ 押し寄せるように蘇る過去の記憶の数々。それを辿る毎に、どうして今此処にいるのだろう?と 途方もなく遠くへ来た感覚となり、最近 現在の自分の居る位置を見失いかけることが度々ありました。昨日の いだきしん先生の御話=2つの時間軸についてを伺った時、 それが一気に整理され 自己の在り方が正され安堵の嘆息をしました。
昨日 先生は、宮台真司氏の著作のことも話されました。宮台氏といえば90年代半ば、自分は氏の「終わりなき日常」という言葉通りの日常を生き、この言葉が世に出た年、ジムキャロルの小説を映画化した[バスケットボール ダイアリーズ]のパンフレットとサントラ盤という公の出版物に 嘗てのドラッグ体験を初めてカムアウトし、間近では東電OL事件に遭遇していました。高学歴女子が、夜は変装し娼婦として身を売っていた現場。其処と隣合わせに近い某所に住み、亡き後、2年先輩だったその人の亡霊と暫く共にいるような状態でした。そして2000年代に入り、10代から家族以上に親密だった親友の自死に遇います。
先日の、疎外、アノミーについて先生が話された時、自分は 20年近く経ち 初めてその友がアノミー状態であったことを解りました。当時彼女が亡くなった後 いだきしん先生の御一言で、共倒れ寸前だった死の境から生へ転換したことを今も忘れずにいます。背中の無い恐怖から只一言をいただき転換したのは、正に一瞬でした。昨日の ギリシャの時間の神、カイロスとクロノスの御話を拝聴し、当時のその後ずっと、先生の御言葉が身の内の中心に入る度、先生を通しカイロス働き 時間軸を超えて自分が変容し続けたことに気付き、それは一昨日も昨日も起こりました。従来のクロノスの時間軸でのみ、最近沸き起こる過去の出来事を整理しようとして出来なかったことが、先生にお会いし 高麗さんに かつての哲サロン等で真の会話を一から教えていただき、その度毎にカイロスの働きあり変容し 今此処に至っていることが はっきり判り、筋道が一つに通りました。自分のここ数日間の苛立ちは、蘇る多くの記憶と現在とのギャップが大きすぎ 繋がらないことへの戸惑いでした。先生の存在一体のカイロスの働き。その長年の連続で、変容し自分の今在る現実がわかり、ギャップと空白の時が見事に穴埋めされていきました。
ここに至り、もうやっと未来よりありません。今日これから いだきしん先生・京都コンサートを迎えられる巡りに、心底より感謝いたします。真にありがとうございます。
岩村ゆかり

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