日本の美
仙台にて、中秋の名月という驚くメッセージから演奏をお聴きし、自然と共にある豊かさの中でそこには日本の神もいらして、全身癒されて力が抜けていくひと時でした。お月様のようなお着物にも日本の秋を感じます。以前侘びと寂びというテーマのコンサートで初めて体感した日本という国の静かな喜びを今日も一部では経験させていただきました。自然の全てにも神を見出し神と一つ自然と一つに生きていた命を経験し、人間の拘りや頑張りだけで生きることの虚しさを心底感じ考えるのです。
第二部の宮城の神秘が全面に現る音は何事が起こったかという衝撃が続きました。神の存在が顕れるほどに、いだきしん先生の存在と力が増し増していく音に何度も目を見開きます。要の時はいつも充ちていた月が、いよいよですねと先生の存在の現れに語らうように近くに在るのでした。
月をテーマに、宇宙まで届く演奏をありがとうございます。人が到達したことがないところまで一体となって向かう細い一筋の光に、人類の目指す更に未来を初めて体感しました。
アンコールでは宮城の神秘が縁結びをしているような恋や愛の音が聞こえあまりの素敵なことに震えが起こります。人智を超えた、神や自然と一つにある優しさや幸せに鬼も逃げ出すようでした。
何もかも変化して行く今に、何があっても論理的に澄み生きることを覚えていきます。整理する事は力が湧いて、一緒に生きる人の存在が更なる力となっています。有難うございます。