KEIKO KOMA Webサロン

旋律


10月22日、2部。髙麗さんの 愛 という御声が 水滴落ちるように胸奥に響いたまま、いだきしん先生のピアノをお聴きしました。温かく力強く音が煌めきステップを踏み、弾けた朝露が大地に次々 五月雨の如く浸透していきます。その後 美しく深い、しじま広がる大地の景色。作り物でない抱擁。命の力 丸ごと発揮した時の力強さ、そして優雅さに 声を出して泣きそうになりました。
1部では 直前に見たキースジャレットの記事が目に浮かび、かつて伺った いだきしん先生の御話蘇り、先生の連続コンサートが開催される直中に記事が世界に配信されるタイミングを示唆的と感じていました。旧生命で生きる限界と終焉。新生命で生きられている、存在の永遠なる未来。
ラストの 一度も聴いたことの無いピアノ音。 低音に鮮やかに響く旋律は人の存在の如く、メロディが主役となり浮き上がる一時に 深く感動し安堵しました。
アンコールの手拍子は、自分には無数のフラッグのはためきに聴こえ、場を超え世界に連なる音の光が眩しかったです。
連日 次々訪れる時の機微をいただき、感謝に堪えません。真にありがとうございます。
岩村ゆかり

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京都 高麗屋にて
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三鷹市芸術文化センター風のホールにて−2
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