新生活の始まり

今朝、無事に右手首の骨折手術を終えました。先生のコンサートを一晩中イヤホンでお聴きしながら、迎えた朝です。偶然とはいえ、昨日イヤホンを入れて出かけたことは、「高句麗伝説」と共にコンサートも拝聴でき奇跡的幸運でした。術後、神経ブロックで腫れて動かない右手を見つめた時は悲しみでいっぱいでしたが、感覚がない指に一本一本そっと触れてみると、とてもあたたかくて涙が溢れ出ました。今は少しずつですが、動くようになりました。緊急入院した病室は4人部屋で、年配の女性ばかりです。思いがけず骨折されたようですが、介護のことや痴呆など色々と考えさせられます。明日退院予定ですが、家に帰ったら真っ先に先生コーヒーの「天女」を頂きたいと心底望みました。と、今は飲めないのだと諦めていたら、突然思い出したのです。毎日会社で頂く為に一つ持ち歩いている、昨日の朝挽いた「天女」コーヒーのドリップパックがバッグに入っていると。何で早く気づかなかったのでしょうか。でも、手術を無事終えた今だからこそ、気づいたのかもしれません。温かい「天女」コーヒーを一口一口、大事に飲ませて頂きました。幸せで、またしてもこの奇跡的幸運に、感謝の涙が溢れます。心身共に広がるあたたかさは、先生の限りなくやさしい愛です。なぜか頭が急に動き出しました。家に帰ったら片手で上手にパッケージを開けて、豆が挽けるかなと考え始めたのです。すべてにおいて新しい工夫が必要な新生活が始まるんだと、今書込みしながら気づきました。頭を働かせて色々と考えなきゃと、何だかワクワク愉しくなってきました。昨日の朝の悲しみは、先に向かう新たな希望の光と変わりました。先生、高麗さん、いだきの社員の皆さん、すべての方たちに感謝申し上げます。ありがとうございます。