新世界のソーシャルワーカー
天性、天命に自分で気づくための大変貴重な応用講座、「死について」の講演会をありがとうございました。これまでバラバラだった いだきでの経験や知識が未明に目覚めてから猛スピードで繋がり始めました。前にもお聞きしたましたが「NPOいのち」が先生がずっとやってこられていることのベースということが今回もよくわかりました。
平成元年に初めてお会いした時から先生のことをどのような方と表現すれば良いのか?と考え続けてきました。要になるのは「愛」「生命現象としての健康」「活動家」でした。そのことを考える過程で、集中修行の日程をほぼ半分終えたあたりで「いだきアントレプレナーとは」を書いてみたら最後は「・・・を実現する活動家」でした。その日のアントレプレヌールサロンで先生にその一文を聞いていただいたお答えは、言葉でどうこう言うより「人間になる」ことでした。いつもながら当日のわたしの状態を一瞬にして見抜かれての豪速球のお答えでした。
「死について」は人間、いのち、社会、全人類、神学、死、自由、・・といつもながら広範囲に渡りました。印象的だったのは学生時代に学んだ「ソーシャルワーカー」の方法を実践する場所が無かったので老人ホームを作られたというお話があり、そこからこれまでに無かった入浴サービスやデイケアが生まれたということでした。直観的にまだ点線状態でしたがそれまでのお話に一本の線が見えました。先生の探求や行動の原理は具体的に差し迫っている現実の課題とその解決の取り組みですので、コミュニティのモデルとしての「老人ホーム」のさらに広がりとしての「社会」「国」のあり方を言っておられることがわかってきました。「人間は自分たちで社会を創れる存在」であることもあらためて教えていただきましたが、「神人一体」や「天之御中主神の再登場」「宇宙の生まれる3段階前」などの探求の意味と背景も「人間とは」の答えとして「全体」の中で見えてきました。コミュニティから社会、国、世界、全人類のいのちへと、どんどん理解が進みました。
昨日登場した聖徳太子、ドストエフスキー、武蔵などの先達は大好きな方々ですが「いのち」の視点から見るとこの錚々たる方々が歴史上で何をされてきたのかもわかりやすいです。身近な方では高麗さん。イスラム文化で育ったエチオピアの大臣や大使ばかりの男性社会の場で「高麗さんが上座に座られたことでイスラム社会の男性陣の頭を変えた」とのお話も社会変革の具体的実践としてスッキリと理解できます。
昨日は質問したいことがいっぱいあったのですが、それはやめてじっとお話を聞かせていただくことに集中しました。これを書きながら自分でその判断の意味がわかってきました。ただ、やはり体内で熟成させる時間が必要で、今日の未明になってからやっと点線だった一本の線が実線として浮き上がってきて、更にこうやって書いてみて、ところどころがぐにゃぐにゃに曲がっていた線が真っ直ぐになってきました。言葉のこと表現のこともいっぱい教えていただいた大変贅沢な4時間でしたが早速実践する場をいただきました。
先生が創ってこられてきた新しいソーシャルワーカーという統合的な社会実践の姿、目標が見え、他人事でなく自分が抱えていた課題の解決策としてもズンと迫ってきました。新世界を着実に開拓する人間像と捉えます。いつもありがとうございます。