新しい経験 琵琶湖高句麗伝説
清々しい晴天に恵まれ、開演前には美しい 琵琶湖のほとりを散策することができました。多くの人に色々なことが起きていることが耳に入り、途轍もないことが起きる予感 に胸が苦しくなっていました。
驚きを隠せない 中盤の一条の光が注がれる場面では、天から身のうちの奥底の深くまで貫くような光が注がれ、器となる体の子宮の奥深くの宇宙まで光が貫かれていくような不思議な感覚がありました。それはまるで新しい生命に生まれ変わっていくような、大いなる存在の涙のひとしずくを受け取っているような大宇宙とひとつの満ちた世界の中に在りました。
もう一つ終盤のある場面では、小さな穴の中にどんどん 体が硬直して押し込まれていくような窒息するような世界を体感しました。琵琶湖の底へ底へと引っ張られ 押し込められて、封じ込まれてきた魂が少しずつ空間に溶け込むように光に溶け合って、体の緊張も緩んでいきました。浮遊するような空間に溶け込み、圧倒的な光の只中にありました。
様々に新しい高句麗伝説、高麗さんの声の圧倒的な響き、どこまでも抜けるような蒼、好太王様の世界も新しく、初めて高句麗軍団にもはっきり出会った感覚がありました。
東明王様は天からの光を受け宿られた感覚が生々しく、やはり新しい世界へと誘われていきました。
連続する京都ではどのような世界がひらかれるのか、心清めて向かいます。新しい経験をありがとうございました。