KEIKO KOMA Webサロン

新しい生命で生きる喜び


今回の府中のコンサートは、なかなか決められずにいました。とても気が引けていましたが、前日の夜「誰に対して気を遣っているのか」と突き上げる声のまま、チケットを購入しました。その夜「継続した先に」のコンサートを聴きながら眠りにつきました。「必ずコンサートに行く」と強い意志が生まれていました。

第一部「新しい生命、新たな内面」とお聴きし、昨夜から今日の事を思い浮かべ、今ここに居られることに感謝しかありません。演奏最後の一音の倍音が、体の中心を貫き響き渡ります。小さくも、確かなる痛みを伴って、胸の奥に響き渡りました。第二部「全面的な愛」先程の痛みはなくなっていました。ただ、ただ先に向かう未来への光、力、やさしい、言葉には言い表せないすべてがある世界、愛を経験しました。この世界が人類の未来の姿であることに涙が出ます。生きていけます。何も恐れるものはないのです。ありがとうございます。

帰宅後、近所でリニューアルオープンしたコンビニに行きました。明るい店内には、オープンセールの為か品物がほとんどありません。宅急便を出すついでに、お握りを買うと店員の若い男の子が現金を入れるように促します。「えっ」と声を上げて見ると、お客さんが自分でお金を入れる機械に変わっていました。パネルタッチをして自分でお金を入れ、お釣りを取り出しレシートを取る。その間、機械が指示を出します。店員は品物のバーコードを読み込むだけです。レジの横で宅急便の伝票を書いていたら、何人かのお客さんも私同様に「えっ」「おっ」「そうなんだ」と小さな声を上げているのが聞こえ、思わず笑ってしまいました。そのことを告げると、店員の若い男の子は屈託なく「ただ面倒くさいだけで、手打ちの方が早い」と、素早く宅急便の対応をしながら笑います。その手際の良さは、確かにその通りです。宅急便を受け付けたレシートが、自動的に吐き出すように飛び出てきました。然も飛び出てどこにあるのか分かりません。「これってお客さんに対して失礼だよね。」と言うと、「本当にそうですよね。ごめんなさい。これは僕にはスピード変えられないんです。」と言って、取り忘れられたレシートを捨てていました。伝票を受け取り、お互いに「ありがとう」を笑顔で交した時、この感覚の若い子が居てくれることが無性に嬉しくなりました。僅かな時間でしたが、コンサートと同じ爽やかな風が吹き、光に満ちる経験をさせて頂きました。新しい生命で生きる喜びを、ありがとうございます。

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懐かしい風景
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六本木にて
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弘前れんが倉庫美術館にて