新しい年明け
昨日はある決断をすべく、琵琶湖に自分の心を問いたくて向かいました。こたえは決まっていましたが、問うてみたい気持ちがありました。迎えてくれた世界は、空と水が一面のピンクと水色に染まり一つでした。今まで見たことのない世界に、水鳥の黒い姿が浮かぶ静寂なる美がありました。水の音すら聞こえない何もない世界で、遥か彼方に目を向けていました。私のこたえは、未知なる世界に向かっていました。美しい世界を心に刻み振り向くと、友達が私の後ろ姿を写してくれていました。自分でありながら違う人のようで、何だか妙に嬉しくなりながら会場に向かいました。
今までとはまるで違うエネルギーを、全身で受け止めた高句麗伝説です。最初から最後まで風が吹いていました。ただならぬ始まりに身を正し、気づけばあっという間に駆け抜けていました。琵琶湖の前で映る高麗さんの後ろ姿が先程の自分の後ろ姿に見え、思わず笑ってしまいました。余計なものがなくなると、こんなにも豊かで幸せなのかと頭の隅々まで颯爽と洗い清められました。先生の太鼓のエネルギーが、祓い清めてくださり、更なる無限なる未知の世界へと旅立ちました。アンコールの先生のクラリネットが、この上なくあたたかく深く沁み入り、亡き父に抱かれているようで涙ぐみました。2023年年明けの高句麗伝説を、ありがとうございます。今日は更にどうなるのでしょうか。留まることなき新たな年に、わくわくしています。