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教育を守ろう!


大阪市立小学校のある校長が、公教育はどうあるべきかの提言したところ、教育委員会から文書訓告処分を受けたという。コロナ禍のなか、オンライン学習への一斉切り替えを迫られたり、学力テストの強制や、カリキュラムの詰め込みなどで、子どもたちの教育環境が破壊され、疑問を呈したり、異議を唱えるたりする自由がなくなっていく状況に危機感を募らせ、「たった一人の反乱」になったわけだ。処分の軽重より、異議申し立てに対して即刻罰せられるということに、何か空恐ろしいものを感じてしまった。そして、この校長の勇気ある行動に感激した。やはり声を上げるべきなのだと。
政府の体たらくも、もう限界にまで来ているが、その言葉の空虚さもひどすぎるものがある。「入院拒否」を「自宅療養」とごまかして言うなどその最たるものであるが、事実をちゃんと言葉化し、命のある言葉の使用を、まず考えねばならぬ。しかし今回、「教育」こそ見直さなければならないと痛感した。この校長が言うように、子どもに「物差しを当てる教育」ばかりが横行してはならないと思う。学力テストの結果ばかりで教育の質を考えず、子どもが「知的成長」を遂げるよう、あるいは競争社会の問題点をみんなで考え、発言していくような教育が望ましい。なぜ教師たちが声をあげないのかいぶかしくもある。

今日から学校が始まったという小学校3年生の女の子が、その子は少し発達が遅れているとのことで当塾に通いだしたのであるが、「学校が始まって楽しかった!」と嬉しそうに話してきたので、ちょっと愁眉を開いた。また、わたしの行ってる高校でも、一クラスに3、4人の「出校停止」の生徒がいるが、早く学校に行きたいと言ってるそうなので、うれしかった。オンラインだけでは「学校力」は発揮できないだろう。教師たち発奮を待ちたいものだ。

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