授業して元気に!
「道で仏陀に出会ったら、仏陀を殺せ!」という言葉が仏教の中にあるそうで、びっくりします。それは本物でなく、帰依したいという自分の弱い心の幻影にすぎないからだそうです。だれかにすがりたい、知恵を貸してほしい、物質的な支援がほしいと、危機のときや困窮しているときに思うのですが、それではダメなんだとつくづく思います。ともあれ、自分の心を見つめ、素直な心で語り、人と話し合い、未知を創っていくこと、それに改めて気づきます。日々の高校生たちへの授業でも、その教材や文章を自分なりに捕らえ、それを語り、生徒と話し合い、ある種の智恵を共有するように努めています。今日は、それがとてもうまくいき、生徒たちが明るい表情を見せ、授業後も追いかけてきて、何か話しかけてくるのです。おかげでわたしはとても元気とやる気を手にすることができました。この仕事を続ければ、必ず先が開ける! と強い心になれたのです。こういうことはみんな「いだき」に出会えたから言えるのであって、ほんとうにうれしいことです。明日の応用講座が楽しみです。内面にす巣食う悪魔や、しつこい「弱き心」を一掃しようと思います。