指針
20年後30年後を考えなさいと先生がおっしゃったとき、色々なことが浮かびました。センシング技術が発達し、装備されれば、救急車は呼ばなくても危なくなったら自ら来てくれるだろう、孤独死なんてなくなるだろう、などなど1つの技術のことを考えるだけでも課題は解決していくと。可能性を感じました。もっと進めば、救急車がいらなくなるかもしれません。そういう未来のために今はないものをAIを使い、作っていけば良いのだと考えます。
家に帰り、例として我が家の家族がやっている美容院などがどうなるだろうと考え書き出すと、人間として、変化する、リラックスする、交流するなどお客さまに必要な空間を提供できれば決してなくならないと思いました。髪はきっとAIがその人の希望を聞きながらデザインし、人間より上手な機械が正確にシャンプーやカットをしてくれるかもしれません。その間、美容師はお客さまがいらしたときよりエネルギーあふれる状態で帰っていただく、人間でなければできないサービスをテクノロジーも用いて提供すれば良いのではと。
またAIにしろ、一つの仕組みやツールと考えるとき、用意されたモデルを活用しても、オリジナルなデータ、独自辞書などを加え学習してもらうことで、作り手が反映するAIができるとも考えました。
大昔になりますが、機械の故障受付をしていたことがありました。お客さま先にエンジニアさんを派遣するのですが、到着時間近くになるとお客さまより「なんでだか治ってしまったのでエンジニアさんは結構です」とお断りの電話が入ることがありました。至急お客さま先に向かっているエンジニアさんに連絡をとり「申し訳ないですねー途中まで行っていただいたのに」というと、その方は「いやー俺、よくあるんですよねー、行ったら治ってたこと、なので気にしないでください。治ったらいいので」と笑いながらいうのです。なんだか量子的に感じてしまうのですが、それと同様AIもきっと作る人はもちろん使う人でも変わってくるのではないのかとそんなことも考えました。
未来が拓くかどうか、指針をいただきありがとうございました。何かに迷ったり日常に埋没しそうになったら、これで未来が拓くのかと問います。今日があることに感謝しつつ。後藤美香