感謝
迎賓館でのコンサートは、そこに向かうまでのプロセスを含め、やはり特別なことなのだと改めて認識した一昨日です。迎賓館に行かせて頂く恩恵に感謝しかありません。演奏の前半は、体の中を清らかな水が流れます。その水の勢いに、相反する清らかでない不純なものに煽られるかのように、体が何度か傾き揺らぎます。勢いを留めることなく、更に力強く動き流れる水は私の体の中心となり、天地を貫く柱となります。迎賓館から地球に一本の筋を通すように水柱が立ち、ピアノが終りました。身に纏っていた水の色のマーブリングが、そのまま全身に現れました。その後の先生の話をお聞きしながら、自分の目がおかしく焦点が合わないことに気づきました。先生の首から上と、下の体がズレていてボヤけて見えるのです。コンタクトレンズがズレているのかと、強く瞬きをしても気持ち悪さは変わりません。目が悪くなったのかと思いながらも、先生の話に集中せねばと必死になりながら、先生は写鏡であって、自分のズレた姿を見たのだと気づきました。後半の演奏は自分の今の体の状態を考え、強くありたいと願います。突然、ある音でポッと火がつきました。不意に突然、着火しました。同時に自分の目が一回り以上大きくなり、視界が明瞭に変わりました。曇りが晴れました。ありがたいことです。左足のリンパ浮腫についても、情報を頂いたことで分かったことがありました。自分のリンパ節を、そもそも幾つ郭清したのかすら知らず、それによるリスクを体の仕組みとして理解していませんでした。マッサージもしていなかったので、当然の如く現れた現象でした。知らなかったとはいえ、自分の無知の愚かさに悔やんでも悔やみきれません。何とかしたい思いでいながら、一体どこに行けばいいのかすら分からず、パソコンで検索しまくっていたら突然ある病院が見つかりました。早速そこに電話をかけてみると、まるで神様が救いの手を差し伸べて下さったかの如く展開していきました。奇跡のような動きと、電話越しに響く看護師さんの「大丈夫です。」との言葉に、思わず涙声でお礼の言葉しかありません。希望の光が見えました。ホームページと動画での若い外科医師の顔を眺め、特別編成のチームの方たちと出会えたことに感謝しかありません。信じて賭けてみます。ありがとうございます。