愛

台風で一歩も外へ出られないからといって何度も何度もアイホンを開き、テレビのニュースを流しつづけ、その結果、夜寝るときには目から波が出るくらい目が疲れていて、かといって熟睡はできなくてと、完全な依存状態を自覚したアントレプレヌールサロンでした。今朝は今まで自覚がなかった体の上半身の左、胃の左側あたりに痛みを感じる朝でした。右側はよく偏重をきたしますが、左はあまり自覚がなかったので初めてのことです。コンサートの頃には、そして今もすでに痛みは感じていません。頭と体が速いスピードでひとつになっていければいいのですが。

コンサートは、第一音のピアノの音に今日のコンサートの全てが掛かっているように聴こえました。しかし、気づけば、意識が朦朧としていくのです。逆らえも出来ず、そのままいました。

二部のラストでした。まぁるい球体が水面となり現れ、透き通るほど透明な水の中心に雫がポトンと落ちて、波紋になりました。
瞬間、宇宙につながる光のみちがみえたらコンサートが終わりました。

先生の合図と共に、会場がひとつとなってした拍手は、突然胸が開き、胸の先に宇宙がひろがった瞬間、幸せが胸いっぱいにひろがりました。そのとき、先生と、ひとつだからとわかり、拍手をすることの醍醐味を味わいました。

コンサートで経験する内面は、本当に本当のわたしですか、と何度も、自分に問います。でもこの問いも呆けであるのかも知れません。深いところでは問うてなどいなくて、そのまま在るだけなのです。内面にある自分を生かしてこそ死を迎えられる生命。愛をいちばんに感じます。

いつもコンサートをありがとうございます。