愛

2024年元旦の迎賓館コンサート、お食事会の恵みを誠にありがとうございます！
迎賓館コンサートに向かう前に、宿で出会った海外の方と、本日のコンサートに伺う事になりました。
迎賓館につき、先生と高麗さんとご挨拶させて頂き、ようやく新しい年が始まった事を実感しました。先生の作られた小ぶりの器で、先生焙煎のコーヒーを頂く体感から感謝溢れます。粋な御着物にお着替えされ始まった先生の演奏は迎賓館に鳴り響き、先生が演奏される為に造られた館で、何があっても先に向かう気迫のエネルギーに満ちていました。
前半が終わり、タペストリーの光が揺れていると感じていたら地震が起こりました。能登の地震との事で、被害が大きくないようにと願うばかりでした。

先生が登場され始まった後半の体感は、愛に包まれ安らぎました。地震の事もわかり演奏されていた事、先生がずっと気になっていたイエスが十字架にかけられた時、見守っていた三人のマリアや女性のこと。イエスのお母様、聖母マリアの気持ちに言及され、演奏の体感よみがえりました。
一人一人、何事も初めての体験が、後に影響するお話を先生がお話し下さる事で、自分一人ではない多くの女性の悲しみ受け容れられ着地した体感でした。自分の事を自分で受け容れていない状態から、自分の事もすべて認めようと決めても、無自覚に受容れ難き事もあるでこぼこであった事も自覚しました。　胸の奥深くしまったところに触れ、神妙なまま、食事会に向かいました。

克哲さんが選ばれた二段のかさね箱が、漆のお盆にもピッタリで、蓋を開けると、スタッフ手作りのお節が沢山詰まっていました。一人で作ると1日では作りきれない種類の御節も、大勢のスタッフで一丸となって成せていける事、目の当たりにします。

先生、高麗さん、克哲さん、働くスタッフ、その場にいないご家族の方々も共にある思いやり満ちる場を経験させて頂きました事に、心より感謝申し上げます。

ニュース映像から、阪神大震災や、東北大震災の時の事もよみがえります。
いつ何時、何事が起こるかわからない今の時、京都ロームシアターで、いだきしん先生のコンサートがあります事、コンサート前に幻のコグリョカフェがございます事に感謝し、本日伺います。

愛から始まる新たな人類史を創り続けて下さいますこと、ありがとうございます。
本日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

水巻小緒里