愛はやさしい
22日の渋谷でのコンサートに参加させて頂きました。自身の身体、そして頭をずっと感じ続けるコンサートでした。忘れていたつもりの幼少の頃の辛さが、体の中で次々とよみがえってきました。物事を理解するまでとても時間のかかる子供でした。いつも固くなっていて、汗ばかりかいていて、その辛くて緊張した状態が体の中で思い出され、そして、どんどん緩み、ほぐされていきました。
先生は言葉で何か言うのでもなく、先生の演奏をずっと聞いていると、自分が覚えていないことまで丸ごと全て分かって下さり、それを全て受け容れて下さっていることが、全身でわかるのです。涙ばかり流れ続けて、泣きたいままに泣いて、そして体がほぐれて楽になっていきました。先生の音は、今回は頭の中まで入ってきて、後頭部あたりがほぐされていくようにジンジンしていました。固くつめたかった胸の中心あたりが、ほわっと暖かく丸い感じになって、深く息をすることが出来ました。
「やさしくなろう」と言葉になりました。「愛はやさしい」・・と言葉になりました。「頭が良くなりたい」と素直に心から願いました。頭が良くなって、物事を複雑にしないですっと分かって、人のことを考えたり支えたり助けられる、やさしい心を育くんでいきます。
些細な出来事ですが、以前にスカイロケットセンターで沢山のマーブリングTシャツがラックに掛かっていて、その谷間を少しずつ移動して見ていた時のことです。近くにいた若い女性が「動かしましょうか?」と言って、Tシャツが掛かっているラックを動かしてくれて、移動しやすくしてくれたのです。ほんの少しの動作・・その人のやさしい心が光としてずっと今も私の中にあります。書いていて今も涙がでてきます。
先生のご存在に有り難うございます。