KEIKO KOMA Webサロン

愛、深遠


コンサートの帰り道、宇宙を近くに感じました。心地よい風と緑のにおい、夜なのに青い空、地球という星の今ここを歩く自分を宇宙から見ているような感覚でした。澄んだ広い世界です。コンサートのすごさです。
今年はコロナの騒ぎの中、毎日のように近くを散歩しました。生物多様性保護の地域となっている緑多き場所を歩きます。自然の中で今年ほど環境の変化、恐ろしさを感じたことはありません。私は晩夏、初秋の日暮らしの鳴き声が大好きです。夕暮れに物悲しくなく日暮らし。最初、梅雨が長く続き、まだ夏にならない頃、日暮が鳴いていました。あとで調べるとその時期に鳴くこともあるそうですが、それでも合唱というくらいの鳴き声に、違和感を感じました。今こんなに鳴いていて、夏の終わりには鳴いてくれるのだろうかと。そして、いつもの時期になっても、私の周りでは鳴き声は聞こえませんでした。その時、山道を歩きながら一瞬にして環境の変化は、日本人としての情緒も変え、感性も変えていく。今まで生まれてきた美や、芸術、創造性はどうなってしまうのだろうかと、恐ろしさに立ち止まりました。四季があり豊かな感性、内面を育んできた日本という国も、日本人も亡くなってしまうのではないか。早蕨に春、風の音に秋の訪れを感じ、川の流れに人生を見、生きてきたこの国の人が変わってしまうと。創造性の素も失われてしまう。そしてここれは、日本だけではなく、世界のことなのだと。人間が人間でなくなってしまう。世界が壊れてしまう。今何とかしなければならない。
そして連日のコンサートにて、愛を身体で経験します。コンサートの空間で毎日愛を経験します。経験すればするほど自分のちっぽけな愛の概念の枠は取り払われ、これでもかこれでもかというように広がり続けています。愛、深遠としか言いようがありません。先生、高麗さんありがとうございます。本日も身を運ばせていただきます。後藤美香

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