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意識の壁


遅くなりましたが、4月8日の三鷹コンサートに参加させて頂きありがとうございました。

大変申し訳ない状態で表現するのも憚られるのですが、第一部では、ピアノの音が内側に入ってこない状態でガラスの壁を隔てた向こう側にある感覚でした。身体は凝り固まっていて、頭はガチガチに固く、普段意識で身体を使い疲れ果て働きかけを弾いている状態がそのまま現れていました。時々ふと雑念に流されると身体の何処かがビクッとして我に帰り、その連続の中で、ピアノの音とは考えられない重層的な凄まじい演奏や空間的な優雅な美しい旋律に身を任せながら、この場に居させて頂き経験したことをいずれわかる時を待つ気持ちで、ありのままの自分を受けとめて、せめて姿勢正しくその場に居ました。第二部もその状況は続き、更に頭痛がおこり、眼球の周りが痛く集中しようにも無理で、もうお手上げでした。終演10分前位でしょうか、突然身体の中に小爆弾が投げ込まれたようにみぞおちから頭の天辺にかけてスパークが走り、音が内側に入ってきました。まるで音が私の意識の壁を崩してくれているようで、気づけば眼球周りの痛みも消え、心地良さの中にいて、空間を感じられました。心地よ良くコンサートを終えられたことに、安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。
誠にありがとうございました。
翌日は、一枚意識が剥けてしまったかのように繊細な状態になっていました。
「すらり」とは、長身痩せ型なので身体的には時々人から言って頂くことはありましたが、内面的には全くそのように身に付いていない状態はよくわかりました。一回一回のコンサートが凄い経験です。余計な物をなくし、応用講座でお聞きした、自分のいのちの中にある言葉をわかりたいです。
いつも本当にありがとうございます。
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