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心の春


心の春を感じた三鷹公会堂コンサートでした。右手が奏でる低音の響きは、心の奥底の悲しみや静かな怒りを呼び覚まします。胸が動き、ピアノの倍音がこの身を綺麗にしてくれているかのように繊細でとても美しいピアノでした。ずーっと倍音の中にいたいと感じました。演奏を聴いていると、不思議と数々の先生の言葉が思い起こされます。先生の言葉はその時分からなくとも何年か経てから気がつくこともあり真の言葉なのでしょう。以前アントレプレヌールで伺った、科学者は神を知っている(正確な言葉ではないかもしれません)ことが浮かび、ずいぶん前にカナダで細胞を研究している方にお会いしたことを想い出しました。その方はある宗教に所属していましたが、科学者でありながら宗教を選択しているのが不思議で質問をしたところ「研究をすればする程、顕微鏡の中の細胞は宇宙と同じで、その中に神を見た。その事が信仰している宗教の内容と一致しているから」と話してくれました。その時は言葉の意味を理解する事はできませんでしたが、数年後に不思議な経験をして納得する事ができました。前にも書かせて頂きましたが、子供達が小さい頃、大量の洗濯物を干すためにベランダに出てふと夜空を見上げた時、突然自分の身体と空間の境がなくなり、一瞬にして神というのか宇宙というのかを経験した事がありました。この度の三鷹公会堂コンサートではその空間と、科学者そして先生の言葉が重なり空間をみていました。美しい響きがシャワーのように降り注ぎ、参加したすべての方の身体を解し温めます。治癒の働きがあると感じました。また今の自分の身体の状態では、どこか発症しているわけではありませんが、腸が原因かもとも感じ、そこが去年痛めた神経や筋肉に影響しているのではないかと考えていました。
アンコールの最後で拍手をしていると、呼吸が整い心臓が整っていきます。ピアノの音は内臓や筋肉の緊張を解し、その周りの神経も解れていくのでしょう。この演奏が少しでも大変な地に届く事を願いました。このような戦争の危機にある中、コンサートで心の中に小さな春を感じました。春は来る、希望を感じたコンサートを心からありがとうございます。

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