後の祭り
大阪、岸和田の「だんじり」祭りに午後から出かけた。台風の被害がまだ残っているので、今年はとんだ「後の祭り」になってしまった。ブルーシートの散見する家並みの道を「だんじり」の高揚が通り過ぎてゆく。教え子のいるはずの春木南の「だんじり」も、岸和田の方へ行ってしまったとで、彼には会えなかった。この祭りが嫌で町を外れた人もいるという。大勢の男がそろいの法被を着て豪華な地車を引きまわして、ただそれだけが何がいいのかという冷めた目つきもあろう。そんな場合ではないのではないかと。しかし、批判があろうと被害があろうと、この町で生きていかねばならないなら、なんとか行動して、生きる元気を共有していくしかないのではないか。だから、若衆たちの騒ぎを温かく見守ってやるのも、とりあえず良いのではないかと思った。
朝、高槻の「こども国語塾」で、ダウン症の6年生の子の母親から相談を受ける特別支援学校に行かせるべきか、普通の中学校に通わせるべきかと。正直、わたしには答えられないことだった。ダウン症のこともよく分からないし、受け入れてくれるふつうの中学があることも知らなかったし……。で、「わたしにはこうしたらいいとは言えない。ただお母さんは普通の学校に行かせたいらしいから、その方向をまず探ってみるのが良かろう」と話した。後悔があったとしても、ともあれ行動を起こすべきだと。
「後の祭り」もいいところはある!