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彼岸過ぎて


【季節の変わり目か、なにか元気と疲労が目まぐるしく現れて、書き込みができない日々でしたが、今日になって、少し回復しました。木曜日の応用講座が待ち遠しいです。言語化できると元気になります。】

彼岸過ぎて

なぜか会下山の火葬場の方に惹かれて、そこから古代人の住居遺跡を抜け

蛙岩、深江山ノ神を経て、風吹岩、雨が峠を通り、七曲りから六甲最高峰へ

ほんとうは裏六甲、唐櫃台辺りの山里の真っ赤な彼岸花を見たかったのだが

ひと月ぶりの山歩きと、残暑の厳しさと、時間の遅さもあって、山上散歩だけ

それでも七曲りは30分で走破! なにか従来の自分を取り戻せたように思う

 

生活は日を追うて苦しくなり、体調もすぐれず、ひとり孤独と老齢を哀しむ

こう嘆いていても仕方ないのは十分承知、だから、それは向こうに追いやって

頑張って本を読み、仕事に精魂込めて、疲れたら深い眠りに落ち込んでしまい

さまざまな煩悩を野放しにして、他者の悩みや苦しみに耳を貸し、迷走し

山道にどんぐりの実を拾い、見晴るかす景色に気を遣り、深い息をするだけ

 

野の末に彼岸花をくわえて立っていた狂女は、どこへ行ったのだろうか

案外わたしの傍にいて、きっとあの人がそうなのかもしれない あの笑顔

そうか、もう彼岸は過ぎたのだから、全く新しい人間関係を創っていこう

彼岸に渡る準備は何もしていないし、此岸で悲喜こもごもでいい、仕方ない

狂女に再開できなくともよし、しかし諦めもせず、自然を受容しながら……

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