府中どりーむホールにて

「ことば」とピアノの音から伝わる瞬間があり、そこから自分の中から生まれる「ことば」を探りました。「生きる」どんなことがあろうと生きる、生きる、生きて行くと、生の自分の中心から全身の隅々まで瑞々しく生きる力がみなぎります。第一部では、人の行為より集中力が途絶えてしまい、気にしてしまう自分も、この席を選んだ自分も、状態が駄目だと考えてしまいました。その方に言いたいことも出てきてしまいました。「この場がどんな所か、わかって下さい。貴方が最も求めている場所なのですよ。」と心で訴えている自分がありました。「生きる」と生まれると、世界中の人たちにもこの生きる力が届きますようにと祈りました。そして、一番子供たちに、どうか怯えないで今を成長してほしいと祈ります。コンサート会場から一歩出ると忘れてしまうとよく耳にしますが、今京都への帰途、揺るぎなくあれるようにと帰ります。

ありがとうございます。

田嶋利江子